yakouseki

宮澤賢治関連書物2016/06/11



作家で画家で嘗ての歌友が講師をつとめる文学講座を
4、5、6月と(月に一度の全3回)、受講しました。
宮澤賢治の作品とその生涯について。



教室は3階ですが、その窓よりもやや上方の高架を電車が走っていて、
授業が夜なら銀河鉄道のように見えるかも…と想像しながら。



講師の三神先生がイギリス海岸(花巻・北上川)で拾ったという
石や木の実の漂流物。
(垂涎のお宝~☆)




講義がおもしろかったので、帰って自室の書棚から
宮澤賢治関連の本を捜してみたら・・・

絵本や漫画や写真の本ばかり。
宮澤賢治研究の論文的な本は(もらいもの以外)ほとんどありません。
作品以外の賢治(本人のこと)をあまり知らなかった理由はここに?




とくに好きな本は、これ。
美しい鉱物の写真がたくさん載っています。
抄出された賢治の詩の言葉も光ってる。




絵本はどれも好きな画家さんのものですが
今いちばんのお気に入りは金井一郎さんの絵の
『銀河鉄道の夜』です。
夢の粒子のきらめく揺蕩いに吸い込まれそう。




デカルコマニーの美しいユノセイイチさんの画「やまなし」
(宮澤賢治絵童話集⑤『双子の星』より)も
ずっとながめていられます。

「すきとほつたほんたうのたべもの・・・」
なのです。ぺージを繰る風も。