この日この歌 * 笹原玉子 ― 2018/08/15
終点でバスを降りると夏だつた、あふれる涙もぬぐはず歩いた
笹原玉子 歌集『われらみな神話の住人』より
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by 糸田ともよ [この日この歌] [コメント(0)|トラックバック(0)]
道に迷って日が暮れて
すべての境界は闇に撹拌され
波音近く聞こえるけれど
汀線はどこ?
砂で重くなった靴を脱ぐと
ぼんやり灯る椅子がある
すこし浮かんで
休みましょう
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