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石川幸雄さんの個人短歌誌『晴詠』2019/08/31



以前、同人誌「蓮」でお世話になった詩歌探究社蓮の代表、石川幸雄さんが発行されている個人誌『晴詠』です。
最新号(第4号)をお届けいただきました。




4号の目次です



今号の石川さんの作品の中で、私の特に気に入っている歌です↓

・心もちいかんによっては愛でもせり毎年いまを咲き盛る花
 心もちいかんによっては花など目に入らぬときもありますね。

・泡立草茴香金雀枝金鳳花蒲公英菜の花(あわだちそうういきょうえにしだきんぽうげたんぽぽなのはな)きのはなごのみ
 すべて黄色い花の名前。なんと美しい漢字の園でしょう!

・水瓶に聖なる水が満ちていると錯覚するほど乾く水瓶
 聖なる水を想像するだけで、乾いた心に潤いが。

・待つことも待たるることもなき町のオリオン通りの茶房に過ごす
 知らない町の茶房、というか知らない星の茶房にいるような…。

・孤高とぞ孤独とぞ思う狗鷲の雄のうしろを雌従きて飛ぶ
 「孤高の○○」と言われている人って、実はそうでもないこと多いです。



石川幸雄さんの写真やデザインの技術も一冊に躍動感を与えています。特に猛禽類の写真は迫力があり、ページから飛び出してきそう。
このような短歌誌は今まで見たことがありません。


バックナンバーです











2019.夜光席

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