細井厚子 万華鏡展 ― 2022/09/09
万華鏡作家、細井厚子さんの展覧会
「現れるもの 消えてゆくもの」が
円山のカフェエスキスにて8日から始まりました。
心待ちにしており、
初日に行ってきました。
たくさん並んだ万華鏡、
外観が陶のものはデザインやぬくもりを
味わってから。
覗き窓をのぞくと直ちに
深遠で幻想的な宇宙に吸い込まれます。
初めて見る(体験する)世界。
幻想性のなかにも
作品タイトルにある実在の動植物や
季節の景色の特徴、色合いがたしかに息づいて
甘美な懐かしさも。
暗闇の底から夢みるように咲きのぼる繊細な花、
その美のきわみに息をのむ次の瞬間には
闇にとけている…
盈ち欠けする月、月の分身、
流れていく小さな発光体、
光の目くばせ…
現れては
しずかに溶暗し
次は次は?
と、永遠に見ていたくなります。
初日のみ在廊された細井さんとお話もできて
ぜいたくな時間でした。
楽しすぎました。
細井厚子さんの詩的感性と、
制作経験からの発見が詰まった
他に類を見ない万華鏡たちです。
札幌では次にいつ見られるかわかりません。
この機会を逃すのはもったいないです。
10月4日までです。
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