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外山光男さんの映像作品2019/08/21




2015年の夏に、札幌のカフェ エスキスさんで、映像作家 外山光男さんのアニメーション『夏なのに』を観ました。

夢の中で誰かの夢が夢の映写機で映し出されているような。

映像の明度は月明りとか星明りとか雪明りとか
やさしくて哀しい夜の窓明りとか…が心に移す光のよう。

胎内で聞いているような不思議な言語。

奏でられるなつかしい音色。

詩情のゆきわたる絵とストーリー。

祈りのような。





作品集DVD、『珈琲の晩』に
外山光男さんが銀色に光るペンで書いてくださったサインと絵です
☆彡☆彡☆彡


このとき、外山さんの作品とコラボされた兄弟ギターデュオEnnui(アンニュイ)さんの生演奏もとても素敵でした。
外山さんの作品世界の中を彼らも一緒に旅しているような、抒情的一体感が心地よく…

EnnuiさんのCDと、外山光男さんの絵のシール

忘れられない4年前の夏のことでした。
今夏も札幌に帰省した折、エスキスさんに行くと、この曲が流れていて、たくさんの記憶がよみがえりました。





外山光男さんの次のDVD、『弟の夢』と『静かに遊ぶ』


DVDという現代的な媒体で視聴しているのですけれど、
私は家で外山さんの映像作品を一人で観る時間のことを
「真夜中の幻燈会」と勝手に名づけています。
特別なやすらぎを得られる時間です。



私の大好きなポストカード「キツネの床屋」です。
外山さんの描かれるキツネはとても印象的。
キツネといえば、やっぱり幻燈会ですよね。





今(8月と9月)、外山光男さんのアニメ作品が
NHK「みんなのうた」で放映されています。
歌は、nano.RIPE 「ヨルガオ」です。
8月にふさわしい歌と映像のように思います。

YouTubeなどでも外山さんの作品がいくつか見られます。
ぜひご覧になってみてください。