万里小路譲『交響詩』 ― 2024/03/11
詩人で文芸評論家の万里小路譲さんによる最新刊
『交響詩』です。
表紙に私の撮影した鉱石(蛍石)の写真を使ってくださいました。
この蛍石、自然光では紫がかった暗緑色をしていますが
ライトの上に載せるとこのような色が現れます。
『交響詩』は著者が感銘をうけた曲、
そのアルバムのジャケット写真とともに
四行詩と散文で構成された一冊です。
ここでの『交響詩』とは
「《音楽とアートに交響して創られた詩》の意である。」
(著者あとがきより)
音楽への愛が詩人の感性で響きます。
万里小路さんが編集発行されている一枚誌『表象』
216号~220号表紙にも私の撮影した鉱物の写真を
載せていただきました。
掲載の号はエミリーディキンソンの詩について
万里小路さんが和訳と散文で書かれており
たいへん興味深いです。
(美術評論や新刊詩集の書評もあり)