『幽光』書評 産経新聞 ― 2026/03/12
2026年3月8日の産経新聞
<イチオシ詩歌3月>に
詩集『幽光』の書評が載っていました。
(伊原順子さんの詩集「タペストリー、光の』の書評に続き…)
もう1冊は糸田ともよさんの詩集『幽光』(ふらんす堂・2750円)だ。糸田さんは昭和35年、札幌市生 まれ。歌人でもあり、作詞も手がけている。
本書には4行詩ばかりが106編収められている。いずれも静かで
《雪のなかを/歩いてきて/よく冷えた本を/贈りあう》
オー・ヘンリーの短編小説「賢者の贈り物」が持つ暖かさに通じる 、札幌出身の糸田さんらしい作品といえる。
《二重露光の/夢と森/古い手紙の時候を/ひとり》
いろいろな物語が紡げそうな結晶のような作品だ。作者の脳裏に夢
《雨夜にかえす/博物誌/森の奥から/輪転機のおと》
自然、文明、記憶が幾重にも折り重なった象徴性に富んだ作品だ。
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『幽光』の森への、素敵な案内文をありがとうございました。