yakouseki

『晴詠』を読む・見る・聴く2020/04/27




石川幸雄・個人誌『晴詠』6号
お送りいただきました。


  紺青の空をうしろに真鶴はわが舞う姿見よと過ぎゆく

  週末の釧路は羅臼は雪予報 晴れ予報せる予報士探す

  肩の雪溶けゆく宿のエレベーター 明日の日の出の時刻目にせり

  流氷の風に耐えつつオジロワシ望遠レンズいっぱいとなる

  幸せとはなにかを問われ答えなき問いを真白く塗りつぶしたり

          (石川幸雄 「雪予報」より)


道東はどの季節に訪れてもなにか独特の寂寥感が風(海風?)に含まれていて、
石川さんの歌と写真の詩情が、私の道東での記憶を喚びさまします。

雪原に舞うタンチョウヅルはまるで被写体の自覚があるかのごとく優美。
撮影技術だけではない詩人カメラマンの秘密(特殊能力?)を想います。

日本野鳥の会の創始者で歌人、詩人でもある中西悟堂の活動や経歴などについて書かれた頁も興味深く読みました。
日本初の「探鳥会」参加メンバーの豪華さにもびっくり。

中西悟堂の短歌も13首、紹介されていて、どの歌にも鳥の名前が詠みこまれています。

その鳥たちの声、どんな声なのか気になってきて…
むかーし購入したCDブックを引っぱり出しました。






私はいま、森の中です。






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